ヲタクは経済をまわす!読むと元気が出る「浪費図鑑」感想
どうも、湯屋こゆです(`∨´*)
ツイッターで話題になってるので、知ってる人も多いかと思いますが、「浪費図鑑」購入しました!
どんな本なのかは目次を見れば一目瞭然です。
こんなかんじ。(写ってないけど、第5章まであります)
元は「悪友」というタイトルで、同人誌として発行されていました。
私は友人に「絶対に全部読んで!元気出るから!」と言われて借りて読みました。
そして同人誌のあまりの反響に書籍化したものが「浪費図鑑」です。
感想にちょいちょいネタバレを含むので、まっさらな気持ちで読みたい人は帰らずに
うちで一番読まれてる記事でも読んでいってね!
■ヲタクあるあると名言が満載
自分はヲタクという自覚のある人なら、どれか1つは自分と重なるジャンルの沼にハマっている人の寄稿文を読むことができると思います。
私の場合だと、「乃木坂46で浪費する女」「V系バンドで浪費する女」あたりがあるあるネタ満載&深いところまで突っ込んだ話をしてくれるので、勉強になりました。
そのジャンルへの造詣と愛が深くないと絶対に出てこない名言が飛び出すところも最高。何度か吹き出しました。にわかには絶対書けない文章です。
■自分の知らない世界を垣間見れる
ヲタクというとアニメやアイドルのイメージが強いですが、この本は幅広いジャンルを取り扱っています。
私のお気に入りは「ロザン(芸人)で浪費する女」です。あとこれは同人誌版にしか掲載されていないのですが「市川海老蔵で浪費する女」も歌舞伎の世界を垣間見れてとても面白かったです。
一番の驚きは「触ってほしい一心で浪費する女」これは表題から予想したお話とまるで違うお話で本当にびっくりしました…!
その界隈でしか使わない専門用語はちゃんと脚注がついているので、知識欲も満たされる素晴らしい仕様。
■女性アイドルのヲタクをしている人は必見
アイドル好きが高じて振付師になった竹中夏海さんのインタビューも載っています。
いわゆる関係者側の人の意見なので、とてもリアルです。中でも
・アイドルがされて一番うれしい応援は何か?
・アイドルが喜ぶプレゼントは何か?
これらに対する答えが目からウロコでとても有益なので、是非読んでほしいです!
どちらもお財布へのダメージは皆無、もしくは極少だし、 男ヲタでも女ヲタでも今日からすぐに実践できます。
■素朴な「知りたい」を網羅している
浪費図鑑には浪費女子約2,000人にアンケートをとった結果も集計されています。
たとえば
・貯金額
・毎月の手取り収入
・実家暮らし?一人暮らし?
・一番愛を注いでいるジャンルは?
・1ヶ月にどのくらい趣味にお金かけてる?
・ぶっちゃけクレジットカード、止まったことある?
などなど。これらが円グラフでまとめられています。
■えっ?私の浪費額、少なすぎ?
アンケート結果の中で私が特に興味をもったのが、貯金額。
私は浪費女子の中においてだけで考えると、かなり貯金額が多いことになります。
でも、日経womanとかのマネー雑誌を見ると少ないことになります。
確かに日経woman見てても趣味は節約、投資です☆みたいな人多いもんな…ヲタクはお金かかるよね。
私の1ヶ月の浪費額は2万円~多い時で3万円程度。これは浪費女子の中でもマジョリティです。ということは、おそらく毎月の貯金額が多いのだと思います。
次作が出ることがあるなら、浪費女子の年間貯金額を聞いてみてほしいです!
こうやって、自分の立ち位置が、浪費女子の中ではどのあたりになるのか照らし合わせて見れる、大変興味深いアンケート結果になっています。
■浪費図鑑を読んでから変わったこと
私はバンギャとドルヲタとアニヲタを兼業していて、読書にもハマっています。つまりはミーハーです。
1つにガーッとのめり込むのではなく、色んなところに首を突っ込んでるので、それぞれで少しのお金を出すことで、お手軽に幸せな気持ちをたくさん積み重ねられて、満たされるんです。それでじゅうぶん満足してました。
でも、浪費図鑑に出てくる人って何か1つに特化したヲタクが多い。(中には多趣味な方もいらっしゃいます)それがとても楽しそう。
何だか羨ましくて、今まで広く浅く楽しんでいたそれぞれの世界を、少しだけ、もう少しだけ、足を踏み入れてみようと思いました。
具体的に何をしたかというと
・アイドル現場をまわしてみた(1日に複数現場ハシゴしてみた)
・読書会に参加してみた
この2つです。どちらも初めてのことでソワソワしたけど、とっても楽しかったです!ミーハーだからいつでもどこでもド新規みたいな私だけど、楽しみたい!っていう気持ちで行けば、古参の人たちも歓迎してくれます。
■まとめ
浪費できるほど好きなものがあるって幸せ!!!!
この本を集約した言葉は製作者の一人、ひらりささんの「趣味は人生の行動様式を変える」だと思います。
本当に自分、これにハマってなかったら毎日つまんなくて何してたんだろう!?と思うものがたくさんあります。
楽しみ方に正解なんてないけど、どれだけお金を注ぎ込んでいいのかも分からないけど、好きなものがあるって幸せです。
「浪費図鑑」を読んで「なんだ、私もっと楽しんでいいんじゃん!」ってお手本にしちゃうもよし、「こうはならないようにしよう…」と反面教師にするもよし、ヲタクには一度手に取ってほしい本です。
と、ここまでホメまくってきましたが、でもね、でもね、ひとつだけ言わせて。
バンギャのイメージ古すぎない!?
ではでは今回はこのへんで。